食費を節約するコツ 

食費を浮かせたいならまず自炊

大学生になって初めてひとり暮らしをするという人にとって大きな悩みになるのが食費です。
実家で生活をしていたときには当たり前のように用意してもらっていた食事も、
一人で生活をするとなると、すべて自分で用意をしないといけません。

学生時代から料理をしてきたという人もいるかもしれませんが、
一人分の食事だけを無駄なく作るというのは、ある程度の慣れが必要です。

まず、一人分だけ作るというのは、食材選びや保存が大切になります。
最初の頃はその方法がわからず、せっかく買った食材を腐らせてしまったり、
悪くなったものを知らずに食べてお腹を壊してしまうなんていうこともあります。

面倒くさいからすべて外食にすると決め込んでいる人もいるようですが、仮に
学食のようなところであっても普通外食として提供されるメニューというのは
かなり味付けが濃い目になっていたり、脂分や塩分が過剰で栄養が偏ってしまいがちです。

大学生向けに比較的簡単に作れるメニューを紹介してくれるサイトやセミナーもあるので、
最初はそうしたところのものを参考にしてみるとよいでしょう。今や料理スキルは
女性の嫁入りのための技術ではなく、男性にとっても一生役立つ重要な能力になっています。

まずは自炊のための準備を整える

ひとり暮らしの大学生の中には、『自宅にまないたも包丁もない』という人がいたりします。
しかし外食ばかりの生活は栄養学的によくないばかりでなく、一回あたりの食費が
どうしても高くついてしまうので食費がかなり高くなってしまいます。

まずは自炊をするための最低限の準備を整え、少しずつ作れる料理の幅を広げていきましょう。
いきなり凝った料理をつくるのではなく、まずは簡単な器具と材料で
すぐに作ることができる準備を整えるのがコツです。

まず最初に準備をしておきたいのが、まないたや包丁、ボール、ざる、おたま、
フライ返し、菜箸といった器具に、鍋、フライパンといった調理具です。
大きさは部屋のキッチンの大きさにもよりますが、一人分なら
それほど大きくないもので十分です。

次に調味料ですが、最初からあれこれ買い込むのではなく
塩、醤油、味噌、サラダ油くらいにとどめておきましょう。

大学生の自炊失敗談として、最初から豆板醤やオイスターソースなど
本格的な料理に使用するものを買ってしまい、何年も放置してしまうことがあります。
忘れたころに、冷蔵庫の奥から化石のような状態で出土するのは、
一人暮らしのあるあるネタとして顕著でしょう。買うなら保存しやすい
コショウや粉瘤スープのもとといったものにしましょう。

材料を無駄にしないことも大事

節約のための自炊で気をつけておきたいのが、無駄な食材を
買い過ぎないようにするということです。食材を購入するためにスーパーに行くと、
その日の特売品などでかなり安く販売されている品物を見かけたりします。

頻繁に自炊をしてある程度コツがつかめている人ならよいのですが、慣れないうちに
いきなりたくさんの食材を買い込んでしまっては使い切ることができず、
冷蔵庫の中で腐らせてしまうこともしばしばです。

購入をしたときにはお得な気分になっても、その大半を捨てることに
なってしまっては結局損をすることになります。最初からあまり生鮮食品の買いだめはせず、
保存をしやすい食材を選んだり最初から小さめに切ってあるものを選びましょう。

上手に必要な分量だけを作れるようになるということが
一人暮らしのための自炊スキルになります。

料理の基礎を学ぶべし

無駄な食材を買わず、食材の廃棄を無くすための方法としては、
料理に関する知識や技術を学ぶのも効果的でしょう。料理が上手ければ
余っている食材を上手に扱えるようになるうえ、買い物をする際にも
必要となる分量を正確に購入しやすくなります。

そのため、日頃から包丁の扱い方や調味料の使い方、
作れる料理のレシピなどを学ぶ姿勢を持って自炊を行うといいでしょう。
料理上手になるためには、本や動画、レシピサイトなどを利用するのも手ですが、
中には、長期の休みを利用して「料理教室」や「料理の専門学校」などに
通って、楽しみながら料理を覚える人も居ます。