思い出の品と最後のお別れ

私は自宅から通学している、ちょっと恵まれている大学生です。しかし、自分の部屋が散らかっていることをみて見ぬふりをしていたら、母親に「少しは自分で片づけなさい!」と叱られる羽目に。「怒らせたらご飯作ってくれないしなー」と。仕方なく片づけをすることにしました。

なかなか始められない片づけ

どこから手を付けていいのやらわからず、結局片づけはひと段落した夏休みの間にすることにしました(実際夏休み前から休みのようなものでしたが……)。夏休みの間もオンライン講義があったので片づけはどんどんと後回しになっていました。
ようやく重い腰を上げて片づけを始めると、思っていた以上に物が多くびっくり。2~3時間でパッパとやってしまおうと思っていたら意外なものが私の邪魔を。

懐かしいものが片づけの邪魔をする

片づけをしていると、いろいろと懐かしいものがでてきました。懐かしのマンガや雑誌もそうですが思い出の写真・品もでてくると、完全に手は止まっていました。どのようなものに片づけの邪魔をされたかというと、以下のようなものです。

小・中・高校生のアルバム

アルバムもたくさんでてきたんですが、小・中・高のアルバムを一気みすると、どんな子供だったか記録されていて、なんか懐かしいものを感じます。今はやせた体形ですが、小学校~中学校までは、「少し太っていたんだなぁ」と自分自身の成長に関心しました。(実際は親がいてくれたからここまで成長できたんですが・・・)高校の頃になると今と変わらない感じになってきて、スタイルは高校生の頃から変わらないなぁと感じました。

作りかけのプラモデル

私は昔飽き性だったので、作りかけのプラモの残骸が大量にでてきました。プラモは今でも組み立てますが、当時のものは恐ろしく説明書が不親切で「もうやめたっ!」と組立てを放棄したのでしょう。もちろんその残骸の中には定評のあるガンプラも入っていました。百式とか頭しかできていない状態で放置されていて、飽きっぽさもここまでくると「特技なのでは」と勘違いしてしまうほどでした(笑)。

HGUC 1/144 百式|バンダイ ホビーサイト

懐かしのドラマDVD

はまってみていたドラマのDVDも大量に見つかりました。DVDとかよくこんなに集めたものだなー。よくみていたドラマは『24 -TWENTY FOUR-』でしたね。現在は『ウォーキングデッド』や『クリミナルマインド』をよくみていますが、24は海外ドラマをみるきっかけになったドラマ。DVDパッケージをみていてなんだか感慨にふけってしまいました。気分は正にジャックバウアーです。

海外ドラマ『24 -TWENTY FOUR- レガシー』公式サイト | 20世紀フォックス ホーム エンターテイメント

バス釣りで使っていたルアー

24に感化されてジャックバウアー風な動きをしていたら、母親に見られ、怒られたので再びまじめに片づけをすることに💦 しばらく片づけていると、ベッドの下の収納から高校生の時にはまっていたバス釣りルアーが出てきました。しかもブランド品のメガバスです。昔は父のバイクの後ろに乗って、一緒によく川釣りにいったもの……。最近は釣りにいく機会もほとんどなく、行く気にもなれません。確かメガバスは買取専門店で高額買取のチラシをみたような気がします。というわけでこれはホールドしました。

Megabass-メガバス

懐かしのゲーム機

ベッド下収納には懐かしのゲーム機も多数ありました。SONYプレイステーション3、Nintendo DSなどです。こういうものを見つけると動作確認をしたくなるんですよね。もちろん動作確認をして、片づけはビハインド。母親は急に静かになった部屋を怪しいと思い、扉の隙間からのぞき込んでいました。目が合うと慌てて片づけを始めることにしました。

トレーディングカード

片づけも後半に入ったところで、キラリと光る箱を見つけてしまいました。それは、みんな大好き遊戯王カードです。しかも、あろうことか、封印されしエグゾディア初期ロットではないですか! 遊戯王ブランドも買取専門店のチラシの中で、高額買取の対象になっていました。でどうなったかというと「俺のターン!」と叫んでいたら母親が「いい加減にしなさいよ!」といわれて宝探しは終了へ・・・。気がつけばもう真夜中でした。

片づけを始めてから24時間くらいかけて部屋の片づけがやっと終わりました。ジャックバウアーの忙しさが何となく身に染みた一日でした。

きれいに片づけておこづかい

さまざまな誘惑と格闘して部屋が片づくと、毎朝大学に行くときに「あれがない、これがない」と騒ぐことも少なくなりました。あの懐かしい物たちは買取専門店に売ってしましました。ルアーや遊戯王カード、DVDなど価値あるものをしっかり査定してもらい買取ってもらったら20,000円くらいになりました!
思い出の品を手放すため、最後にお別れができてよかたなーと今では思います。

きれいになった部屋、がらんとなった部屋を見渡すと自分も洗礼されたように感じます。「やっぱり居住スペースはきちんと片づけるに限る!これからは部屋を汚さないようにしよう」と誓いながら、スマホでゲームソフトをポチっています。